-ささやかな胡桃パン-

『海外文学』と日々のたわいもないノート

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

その記憶、本当か?/『終わりの感覚』ジュリアン・バーンズ

イギリス文学 ジュリアン・バーンズ Julian Barnes 『終わりの感覚』(2011) 終わりの感覚 (新潮クレスト・ブックス)作者:ジュリアン バーンズ発売日: 2012/12/01メディア: ペーパーバック 単なる人生についての物語 なにもわかっていない情けなさ ジュリアン…

オススメ海外文学(作家編)①『ポールオースター』どちらかというと未読さんへオススメしたい3作品

↑ (作:ささやかな胡桃パンの人) 私がこの本を書いたのは、ヘクターの作品に対する自分の熱狂を他人と分かちあいたかったからだ。 『幻影の書』(新潮文庫)より これはポールオースターの『幻影の書』という作品の中のある一節だけども、つまり何が言いたいか…

幻影に人は救われる/『幻影の書』ポール・オースター

アメリカ文学 ポール・オースター Paul Auster 『幻影の書』(2002) 幻影の書 (新潮文庫)作者:ポール オースター発売日: 2011/09/28メディア: ペーパーバック 結局戻ってくるのはやはりここ。現代アメリカ文学界の最重要人物ポールオースターである。 幻影と…

iPhoneとiPadを使ってブログを書く人が増えてほしいと心から願う

こないだからどうも「読む」より「書く」に心が傾斜気味なのでまた番外編。iPhoneでブログを「書くこと」。 iPhoneやiPadでブログを、というか何かしらの執筆活動を行なっている人というのは、「PCで書く人」に比べて少ないのだろうか。確かに何かみんなPCで…