-ささやかな胡桃パン-

『海外文学』と日々のたわいもないノート

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

DJと書評ブログの類似と偽善

エゴイズム 偽善に抗う 好きに従順に このご時世、やはり僕らの心の救いは小説と音楽である。…てまあそこは人それぞれだが、独りでも楽しめる何かがあるというのは思いの外、生を支えてくれる。 エゴイズム しかし、この世界で本当に独りぼっちになってしま…

怒りという自由『フィンケルスティーン5』in『フライデー・ブラック』ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー

アメリカ文学 ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー 『フライデー・ブラック』(2018) なくならない人種差別 自分の中の差別心 彼らの叫びを聞け 『くるみパンの本棚』 僕は、ブラックミュージックが好きだ。あの、気持ちいいほどの感情の爆発と力強く腰にくる…

「風呂読のススメ」お風呂で読書するという至福の時間に起こる悲劇の回避

あぁまたやってしまった…。角が濡れてしまった文庫本を見つめ僕は嘆く。 のぼせ 風呂ぽちゃ 風呂読は至福 読書好きな人は誰でも、お気に入りの「本を読む場所」があるのではないかと思うが、僕の場合それは「お風呂」である。今に始まったことではなく、間断…

オヤジにだってあった青春、そして初恋/『はつ恋』イワン・ツルゲーネフ

ロシア文学 イワン・ツルゲーネフ Ивáн Тургèнев 『はつ恋』(1860) はつ恋 (新潮文庫)作者:ツルゲーネフ発売日: 1952/12/29メディア: 文庫 話すのが苦手だから書く ああ、青春よ!青春よ! オヤジだって… 好きな女の子が急に転校してしまって悲しみに暮れた…

終わりは始まり。

NHKのラジオ番組『すっぴん』が終わる。 今週(2020.3.9〜13)が最後の週ということで、現場で段取りをしつつ朝から聴き始めるが国会中継のため25分で終了…。ちぇっ、と思ったがまあしょうがない。月曜担当サンキュータツオ氏呆気ない最後でしたが、お疲れ様で…

包み隠された何か/『ヌメロ・ゼロ』ウンベルト・エーコ

イタリア文学 ウンベルト・エーコ Umberto Eco 『ヌメロ・ゼロ』(2015) ヌメロ・ゼロ (河出文庫 エ 3-1)作者:ウンベルト・エーコ発売日: 2018/11/06メディア: 文庫 エーコの遺作。 エーコの陰謀 自分は自分で 海外文学で学ぶ エーコの陰謀 人間の記憶という…