-ささやかな胡桃パン-

『海外文学』と日々のたわいもないノート

2019-01-01から1年間の記事一覧

『エレンディラ』ガブリエル・ガルシア=マルケス

ラテンアメリカ文学 ガブリエル・ガルシア=マルケス Gabriel Garcia Marquez 『エレンディラ』(1972) エレンディラ (ちくま文庫)作者:ガブリエル ガルシア=マルケス出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1988/12/01メディア: 文庫 『百年の孤独』と『族長の秋』…

『密林の語り部』バルガス=リョサ

ラテンアメリカ文学 マリオ・バルガス=リョサ Mario Vargas Llosa 『密林の語り部』(1987) 密林の語り部 (岩波文庫)作者:バルガス=リョサ出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/10/15メディア: 文庫 雄弁な語り部であるリョサに感謝。 この『密林の語り部…

『ペドロ・パラモ』フアン・ルルフォ

ラテンアメリカ文学 フアン・ルルフォ Juan Rulfo 『ペドロ・パラモ』(1955) ペドロ・パラモ (岩波文庫)作者:フアン・ルルフォ出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1992/10/16メディア: 文庫 数ページ読むだけで「こ、これは…」と面白さを確信する小説に出会う…

『予告された殺人の記録』ガブリエル・ガルシア=マルケス

ラテンアメリカ文学 ガブリエル・ガルシア=マルケス Gabriel Garcia Marquez 『予告された殺人の記録』(1981) 予告された殺人の記録 (新潮文庫)作者:G. ガルシア=マルケス出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/11/28メディア: 文庫 予告された殺人が予告通り…

頼むよ大人たち『車輪の下』ヘルマン・ヘッセ

ドイツ文学 ヘルマン・ヘッセ Hermann Hesse 『車輪の下』(1906) 「なんて美しい雲だろう!」と、ハンスが快げに見ながらいった。 「そうだね、ギーベンラート」と、ハイルナーは溜息をついた。「あんな雲になれたらなあ!」 車輪の下 (新潮文庫)作者:ヘルマ…

『デミアン 』ヘルマン・ヘッセ

ドイツ文学 ヘルマン・ヘッセ Hermann Hesse 『デミアン 』(1919) デミアン (新潮文庫)作者:ヘッセ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1951/12/04メディア: 文庫 若い頃に読んでいれば、非常に刺激的でかつ深く共感したに違いない。若い頃の自分を思い出し、懐…

児童文学を読む大人は素敵だね/『飛ぶ教室』エーリッヒ・ケストナー

ドイツ文学 エーリッヒ・ケストナー Erich Kastner 『飛ぶ教室』(1933) 飛ぶ教室 (光文社古典新訳文庫)作者:ケストナー発売日: 2006/09/07メディア: 文庫 「なんでそんなにうれしいんだい?」と、駅員がたずねた。 「だってクリスマスだから」と、少年は答え…

『月を見つけたチャウラ』ルイジ・ピランデッロ

イタリア文学 ルイジ・ピランデッロ Luigi Pirandello 『月を見つけたチャウラ』(1902〜36) 月を見つけたチャウラ?ピランデッロ短篇集? (光文社古典新訳文庫)作者: ピランデッロ出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/12/20メディア: Kindle版この商品を含む…

『夜間飛行』サン=テグジュペリ

フランス文学 サン=テグジュペリ Antoine de Saint-Exupery(仏) 『夜間飛行』(1931) 夜間飛行 (光文社古典新訳文庫)作者:アントワーヌ・ド サン=テグジュペリ発売日: 2010/07/08メディア: 文庫 「星の王子様」は読んだことがあるという人は多いかもしれない…